Carpe diem!

日々の忘備録

Xジェンダーを自認した日の話⑤

Xジェンダーを自認した日


自分が何者なのか分からなくなって

めちゃくちゃつらかった頃。


ネットでふと
「女でも男でもない性別」
と検索したことがありました。


その結果出てきたのが

Xジェンダー

って言葉。


女でも、男でもあること…
女でも、男でもないこと…
性別という概念すら存在しないこと…
性別に揺らぎがあること…
人によって様々であること…

一人の人として見てほしい…
決めつけられたくない…

らしさ、が気持ち悪い…


検索してたまたま見つけた
Xジェンダーに関する記事。


そこに書かれていたのは

気持ち悪いくらい、自分そのものでした。


めちゃくちゃしっくりきた。


今まで
女でもない、男でもない。

けど
男装してる自分にも違和感
女装してる自分にも違和感があったのに


そこには違和感は全く感じられなくて

初めて、自分の存在が明らかになった気がしました。



自分がXジェンダーだと知って
自分の気持ちはだいぶ楽にはなったけど

周りにはなんとなく言えず


「女らしくない女」
っていうポジションで大学生活を過ごしてました。


彼氏もできたけど
理想の女性像、彼女像をやたらと求めてくるタイプの人で
それがめちゃくちゃしんどくて

結果、愛想つかされてすぐ別れた。

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大学時代の服装は
性自認が強い時はデニムのロングスカート
それ以外は基本パンツスタイルでした。

あとうちの大学は
オーケストラの定期演奏会の時の衣装として

男性はタキシード
女性は黒ドレスを着ることが多いねんけど


あくまでも女性は
「黒色の衣装であること」
って指定しかされてなかったから

下級生の時に数回だけ着ただけで
あとはずっと黒シャツを着てました。



大学の入学式は
レディースのパンツスーツ

卒業式は
矢羽根模様の深緑の着物に、えんじ色の袴
黒のブーツを履きました。

卒業式の袴、憧れやったんよな…


卒業式後の謝恩会は
周りの同期達が皆パーティドレスやワンピースを着ているなか

唯一自分だけ

黒ジャケットにパンツスーツ
黒蝶ネクタイをして出席した。


Xジェンダーを自認したあとも
カミングアウトせずに過ごした大学生活。


謝恩会での服装は
周りに対するカミングアウトの代わりでした。


まだまだつづきます→