Carpe diem!

日々の忘備録

Xジェンダーを自認した日の話④

Xジェンダーを自認した日

大学編


大して楽器がうまくもないのに
ちょっと運が良くてソロコンテストで全国大会行ったからって調子乗って
音楽大学入ったもんだから

そりゃ周りとのレベルなんて桁違いなわけで

早々にドロップアウト

即ひねくれて
やりたいことを見出だせなかったところを
とある人に拾ってもらったことがきっかけで

学外のボランティア活動やら
ゲストハウスのイベントに顔を出すことが増えてった大学時代。


この頃自分のジェンダーをはっきりと自認した、と思ってる。


というのも

この頃、家族からの、ジェンダーに対する発言の量がピークに達してた。


ボランティアに行ったりゲストハウスに通ってると
当然夜も遅くなるし、知らない人たちと会うことが増えるわけで。


家に帰る度に
「女の子が夜遅くまで出歩いて遊ぶなんておかしい」
「女の子やねんから家の手伝いをしなさい」
「女の子がそんな、ちゃらちゃらしていいと思ってるのか」
「そんなんじゃお嫁に行けない」



女の子やねんから、女の子やねんから…
女らしくいなさい、女らしくしなさい…


そんなことばっかり言われる日々でした。


本当に、本当に苦痛で仕方がなかった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

女らしくいないといけない。
女らしく、女の子なんやから…

そんなことばかり言われる日々。


そんな中で
今まで感じてた違和感が
どんどんどんどん膨らんでった。


私は女じゃない。


自分のことを女だと思えないのに

どうして自分は女の体をしているのか
どうして女になりきれないのか
じゃあどうして男にもなりたくないのか

どんどんどんどん
分からなくなって


自分は何者なのか、分からなくなっていった。

つらかった。
しんどかった。

気持ち悪くて仕方がなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

救いだったはずの
高校時代に出会った男装の存在は

実際に胸を潰して男装したことで違和感に変わった。


「これじゃない感」



男装している自分すら気持ち悪い。

あくまで自分は男装したいわけではなく
男装している人が美しいと感じるだけなんだと気づいた。



この頃、この人になりたい!と
唯一しっくりきた存在は


中性的な容姿、髪型は前髪を作らないショートヘアー…
中性的な顔立ちと中性的な声色を持つ歌い手さんでした。


別の歌い手さんがまだ好きだった大学時代
なんとなく関連動画にあがってたその人の動画がきっかけで
一気にドハマりして

男装、でもなく
中性的な、ジェンダーレスな雰囲気と容姿、声に一気に惹かれた。

徐々に髪型から真似するようになっていきました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

自分が何者なのか分からなくなって
めちゃくちゃつらかった時期

ネットでふと調べたことで
全てから解放された気がした。


まだまだつづきます→